こんにちは。「&y Jokers」のChimuraです。
人間、普通に生きていても誰かに甘えたい、寄りかかりたいと思うことありますよね。
でも、それがもっと深くなってしまうと、依存や共依存になってしまうことが…。
今回はどうして人は人や何かに依存してしまうのか、依存を直す必要があるのかお話します。
なぜ依存しちゃうの?
自己肯定感が低い
人な何かに依存してしまう人は、とにかく自分の評価を低くしがちです。
それだけでなく、ありのままの自分を受け入れられていないこともあるようです。
- 自分は大した人間ではない
- 小さくて価値のない人間だ
と思ってしまうところがあり、低い自己肯定感を、自分ではなく他の人から承認してもらう(承認欲求)ことで、自分を満たす傾向があります。
孤独感を感じている人が多い
依存してしまう人は、友人や家族との繋がりがないと感じやすい傾向があります。
LINEやソーシャルゲームなど、誰かと繋がっていないと不安になって自分だけ取り残されたような感覚になってしまうのです。
また、リアルに依存している相手が自分の側から仕事や私用などで離れてしまうだけで、不安定になってしまう人もいます。
自分で物事を決められないから
自分の意見や決めたことを信じることが怖かったり、それが難しいと感じてしまうため、依存相手に助言や意見を求めがちになります。
正直言えば、自分の発言を信じて行動を起こして問題が起こったら、自分に責任が降りかかりますよね。
しかし、依存相手に意見や助言を聞いて動けば、自分は思考停止していてもいいですし、楽に生きることができてしまうのです。
何かあっても、相手が責任を取ってくれたり庇ってくれることもありますからね。
尽くしまくる(自己犠牲をしてしまう)
依存傾向にある人は、孤独になるのが一番嫌なことです。
なので、嫌われないように相手に過剰に尽くすしてしまいがちに。
例えば翌日が仕事でも、依存相手から夜中に「今から会えない?」と言われたら会いに行ってしまう。
依存相手に出されたお酒を無理矢理に全部飲んで体調を崩してしまう。
相手の機嫌を損ねて「君なんかいらない」と言われることを恐れて、周りが見ても、明らかにおかしいと思うくらい以上なほど尽くすことが多いです。
異常な自己犠牲をしてしまうのは、幼少期からこれまでの人間関係していると言えるでしょう。
依存ってなんであまりよくないの?
自己肯定感が上がらない
依存傾向にある人は、他人からの評価を重視するため、自分を褒めたりすることがほぼありません。
自分の価値を他人の評価と意見で決めるので、常に自信がないことが多いです。
他人に認められたり、褒められたり、必要とされない限り自己肯定感を上げるのは困難かもしれません。
ストレスと不安が増加する傾向にある
何かに依存していると、依存対象の期待や要求に応えようと努力し、無理なことでもしてしまうのです。
このような依存行動から、不安などが解消されたように見えても、本人のストレスや不安は全く取れていないのです。
依存すればするほど、自分の心はどんどん蝕まれていってしまいます。
依存症は無理に直そうしない方が良い?
本来は、人やモノ(アルコールやギャンブル等)に依存することはあまりよくありません。
あまりに距離が近かったり、ハマりすぎてて「依存症だ」と周りが判断したとします。
そして、急に当事者と距離を取ったり依存しているモノを取り上げると、悪化する可能性もあります。
依存症になっている本人は自覚症状がないばかりか、依存していることが通常モードと思っていることが多いため、素人だけで対応するのは困難を極めます。
もし依存症で困ってしまったら…
家族や友人、恋人が依存してきたり、何かに依存してしまったら専門家に相談するのもひとつの方法です。
自分たちだけで解決しようとせず、当事者会などへ参加してみるというのもあります。
同じ体験をして悩んでいる当事者や家族が思いを打ち明ける場所へ行くことも、問題解決へ進む一歩に繋がるでしょう。
まとめ
依存は気が付かないうちに進行していきます。
そして、重症化しても本人は気づかないことが多いです。
無理に治療させることは余計に依存を悪化させることに繋がりかねないので、慎重に対応しましょう。
このブログを書いた人
Chimura Sachie
「&y Jokers」の代表。
カウンセリング・LINEグループチャット「猫のたまりば」運営
サイト・ブログ・Twitter運営
人の心に寄り添い、心の居場所を作っていくことを目的とし各専門家や専門機関と連携を取っている。
自身も精神障害・HSP持ち。
過去からこれまでの経験などを生かした活動をしている。